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人間の心と普遍の美しさに関心を持つ人事・キャリアコンサルのつぶやき

できない理由よりも、実現するための手段を探す(目標達成までのプロセス)

 ――――「何度もオーディションに落ちたし、周りは私よりキレイな人ばかり。私には、女優なんて向いていない」

先日、今年度アカデミー賞で6部門受賞を決めたミュージカル映画「La La Land」を観に行きました。ハリウッド女優を目指す主人公ミアと、ジャズを愛でる自分の店を開く夢を持つセブの物語で、人の成長の過程やその時々の細かい感情が散りばめられている点、かなり面白い作品でした。

ストーリーの途中でミアがこぼしたのは、冒頭のセリフ。
主人公は、目指すものは明確(ハイウッド女優)でしたが、何度もオーディションに落選した結果、このような発言(思考)に繋がってしまいました。

 

目標を持ち、その達成に繋がるチャンスを確実に掴んでいく 

普段キャリアコンサルティングをしている経験上、これほど目指すものが明確な方はかなり少ないです。(スポーツ選手などは、このタイプが多いですが)

ですが、自分らしく生きるために大切な判断軸が何かを知っておくことは、キャリアを形成する上で非常に大切ですし(Edgar Henry Scheinの「キャリア・アンカー」の概念)、その判断軸を満たすための短期的な目標をもっておくことで、より自律的なキャリアが歩めます。

その上で、ミアの経験は私たちに大切なことを教えてくれます。(ネタバレになっちゃうので、ストーリーは割愛しますね)

 

「(目標達成に繋がる)チャンスを掴むためには、自分は何者であるか(何をしたいか、何を実現させたいか)を周囲に伝え続けるしかない」ということ。

これでも目標達成までの道のりがまだ遠いと感じるのであれば、①目標が明確であるか、②目標達成までの手段が他にないか(適当かどうか)、③自己研磨が正しくできているか、を見直してみる

そして、出来ない理由を見つけ出して、やらない理由を明確にするくらいであれば、上記①~③を見直したり、実行したりすることに時間を費やす。


①~③までについて、簡単に説明しますね。

①: 自分は何者であるか(何をしたいか、何を実現させたいか)は、企業でいうミッション(使命)と同様です。これに共感して人は集まります。ミッションに共感する人が集まると、その人たちの価値観は自ずと近いものになるため、強固な関係が築けます。そして、お互い助け合いながら目標達成へのスピードを高めることができます。
ですので、①が明確であればあるほど、目標達成に効果的なのです。 

②:目標達成までの手段も幅広く検討することをお勧めします。 固定概念に捉われた手段だけではなく、他の場や会社、コミュニティ等でも、目標達成はできないか、他に挑戦すべき機会はないか、等、積極的に見ていく必要があります。ミアも、一般的な映画のオーディションではなく、自作自演の演劇を自腹で開き、観客を集めることで、次なるチャンスを掴もうとしました。

③:勿論、自己研磨を怠ってはいけません。目標達成に向けて高めるべきスキルや、得るべき知識を貪欲に吸収する姿勢は大切です。そして、スキルや知識だけを得て頭でっかちになるだけではなく、きちんとアウトプットすることで、成長スピードは格段に速まります。


「結果がでないから、向いていない」と決めつける前に
 

ミアは①~③をすべてやっていましたが、暫く結果が伴わず、もう少しで出口だったのに道を引き返そうとしてしまいました。できない理由(やらない理由)をぶつぶつ言いながらです。

 

すぐ効果がでないからといって、自分のしたいこと(実現したい)ことを諦めてはいけない。失敗しても、こんなことは自分がやらなくても(他の人の方が向いている)・・・とか、自分は資質がないかも・・・という逃げに入るのは正直勿体ないです。

「○○したい」という気持ちを大切にし、その目標を明確にすることで周囲に伝え、効果的な目標達成手段や自己研磨の方法を幅広く検討し、実践しましょう。

 

「○○したい」という気持ちが少しでもあり、その目標達成手段や自己研磨の方法が不明瞭な方や、そもそも自分らしく生きるために大切な判断軸って何だっけ、と悩まれている方の力に私はなりたいと思っています。

gaga.ne.jp